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リアショックアブソーバーユニット
1
ショックアブソーバー
2
スクリュー
3
ショックアブソーバー調整マウント
4
ナット
5
スクリュー
6
ナット
Spare parts catalogue
796
REAR SUSPENSION
796 ABS
REAR SUSPENSION
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなくこの分解立体図を参照する必要があることを示します。
リアサスペンションシステム
リアサスペンションには、リバウンドおよびスプリングプリロードの調整が可能な油圧式モノショックアブソーバー (1)が使
用されています。
ショックアブソーバーは、下部がスイングアームと、また上部がサブフレーム後部とピボット接続されています。 このシステ
ムは車両に高い安定性をもたらします。
リアショックアブソーバーの調整はセクション4-3、
リアショックアブソーバーの調整
を参照して下さい。
リアショックアブソーバーの取り外し
シートを取り外します(セクション5-3、
シートの取り外し
)。
車両からリアショックアブソーバーを取り外すには、ナット(6)およびスクリュー(5)を取り外す必要があります。
リアショックアブソーバーのオーバーホール
取り外す前に、プリロード時のスプリングの長さ (L) を測定する必要があります。 再び取り付けるときは、これと同じ長さに
してください。
リアショックアブソーバーの分解
スクリュー (2) と対称にナット (4) を外して、ショックアブソーバー調整マウント (3) を取り外します。
ピンレンチまたは専用レンチを使って、ロックリングナット (A) とスプリング調整用リングナット (B) を緩め、スプリング
を取り外します。
ショックアブソーバーを目視で点検し、オイル漏れやその他の不具合がないことを確認します。
必要な場合はショックアブソーバーを交換します。
リアショックアブソーバーの組み立て
ショックアブソーバーのケースをスプリングに通します。このとき、円錐形の先端を下側の連結部に向けてください。
スプリング調整用リングナット (B) を締めて、事前に測定した長さ (L) になるよう調整します。
参考
調整用リングナットを1 回転させると、スプリングの長さが
1.5
mm 変化します。
リングナット (B) に対してロックリングナット (A) を締め付けます。
専用のグリースをスクリュー (2) のヘッド下とネジ部、およびナット (4) のジョイントプレートに塗布します。
スクリュー (2) とナット (4) を挿入て、ショックアブソーバー調整マウント (3) を取り付けます。
参考
調整スクリュー (C) のある側からスクリュー (2) を差し込みます。
スクリュー(2)を抵抗させ、ナット(4)を42Nm±5%のトルクで締め付けます(セクション3-3、
フレーム締め付けトルク
)。
リアショックアブソーバーの取り付け
規定グリースをショックアブソーバースクリューのヘッド下とネジ部に塗布します。
ショックアブソーバーの上端をリアサブフレームの穴に挿入し、ナット (6) を締め付けます。
図に示されているように、リアショックアブソーバーをプリロードのスクリュー (C) と位置を合わせます。
リンケージの下端をスイングアームに挿入します。
下部の固定スクリュー(5) のネジ部、ヘッド下部、および摺動面にグリースを塗布し、スイングアームに内側から挿入します。
スクリュー(5)およびナットを
42Nm±5%のトルクで固定します(セクション3-3、
フレーム締め付けトルク
)。
シートを取り付けます(セクション5-3、
シートの取り付け
)。