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 Spare parts catalogue
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなくこの分解立体図を参照する必要があることを示します。
リアホイールの取り外し
リアサービススタンドを使って車体を立て、ギアを1 速に入れます。
 
ホイールナットのクリップ (6) を取り外します。
適切なソケットレンチを使用して、ホイールナット (1) を緩めます。
ナット(1)を完全に外し、ワッシャー(2)とブッシュ(3)を抜き取ります。
リアホイールを車体から取り外します。
リアホイールのオーバーホール
ホイールリムの状態を確認します。
このホイールリムにはベアリングがないので、ホイールリムを適切に保持するには、サービスピン(部品番号:88713.1073)が必要です。
参考
このサービスピンを使用すると、ホイールをアライメントシステムに取り付けることも可能です。
リムのオーバーホール
ホイールリムの状態を以下の手順で確認します。
リムを目視で点検し、変形、溝、割れ目がないことを確認します。 必要な場合は交換します。
リムを部品番号:88713.1073のサービスピンに取り付けます。このとき専用固定ツールを使用してください。
必要に応じて保持したダイヤルゲージを使って、シャフト軸に対するホイールリムの横振れおよび直径差を測定します(セクション3-1.1、リアホイール)。
測定された値が許容範囲にない場合は、リムを交換してください。
リアホイールの取り付け
接触面を清掃し、ホイールシャフトのスレッド端部を規定グリースで潤滑します。
ピンを差し込んでリアホイールを取り付け、ホイールの穴(B)にペグ(A)を挿入します。
規定グリースをピンとナット(1)のネジ部に塗布します。
テーパー部をホイールに向けたブッシュ(3)をピンに取り付け、ワッシャー(2)、およびナット(1)を手で取り付けます。
ナット上の穴がホイールシャフト上の穴と合っているかを点検し、ナット(1)を176Nm±5%のトルクで固定します(セクション3-3、フレーム締め付けトルク)。
穴が合致していない場合は、ナットを軽く回してあわせます。
ナット上に曲がった端部をホイールに向けてクリップ(6)を取り付けます。
クリップ(6)の曲がった端部(A)をナット(1)の穴とホイールシャフトの穴に挿入します。
ナット(1)くびれ部にクリップ(6)を取り付けます。