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 Spare parts catalogue
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなくこの分解立体図を参照する必要があることを示します。
タイミングシステムのサイドカバーの取り外し
 
スクリュー(4)および(3)(29)を緩め、ホリゾンタルタイミングベルトのアウターカバー(2)を取り外します。
バーチカルタイミングベルトアウターカバー(1)を固定しているスクリュー(4)を外し、カバーを外します。
スクリュー(29)を緩めると、ケーブルリング(28)がスペーサー(30)と共に外れます。
タイミングシステムの取り外し
ホリゾンタルシリンダーベルトテンショナー(21)の位置決めスクリュー(20)を緩めます。
ホリゾンタルシリンダーテンショナー(21)を固定しているスクリュー(27)を緩め、テンショナーを外します。
ホリゾンタルシリンダーのタイミングベルト(9)を取り外します。
同じ手順で、バーチカルシリンダーのタイミングベルト(23)を取り外します。
ベルトローラーヘッドを取り外すには、ツール(88713.3152)をベルトローラーに取り付けて回転しないようにします。トルクレンチに取り付けたツール(88700.5644)のブッシュを使用して ベルトローラーを固定しているリングナット(13)を緩めます。
リングナット (13)、ワッシャー (14)、およびローラー (16) を取り外します。
重要
取り付けのたびに、必ず新しいリングナットに交換してください。
固定テンショナー (11) を緩めて外します。
ツール(88700.5644)のレンチを使ってクランクケース上のベルトローラーの回転を固定し、そのブッシュを使用して固定リングナット(6)を緩めます。
リングナット (6)、ワッシャー (7)、およびアウターローラー (8) を取り外します。
最初のキー (24) をタイミングシャフトから取り外します。
分割ワッシャー(10)とインナーローラー(22)を取り外します。
タイミングレイシャフト上の2 つ目のキー(26)を取り外します。
スペーサー(5)とサークリップ(25)を取り外します。
 
ベルトローラーの分解と組立
ベルトローラーを分解するには、3本のスクリュー(12)を外し、ワッシャー(15)を抜き取り、フランジ(17)からベルトローラー(16)を抜き取ります。
組み立てるには、ローラーのタイミング(G)の部分がハブのタイミングマーク(H)と合うようにハブ(17)にベルトローラー(16)を取り付けます。
タイミングの印し(I)がベルトローラーのタイミング(G)部分、およびハブタイミングマーク(H)と合うように、ベルトローラー上に当たるまでワッシャー(15)を挿入しす。
ハブのネジ付き穴(L)にスクリュー(12)差し込みます。
タイミングシステムの取り付け
カムシャフトのローラーの取り付け
カムシャフトの先端にあるキー溝に損傷やばりがないことを確認します。
カムシャフトの所定の位置にキー (C) を取り付けます。
重要
取り付けの際は、ベルトローラーおよびワッシャーにあるマーク"A" と、スペーサーフランジにあるマーク"B"が合うように取り付けて下さい。
ローラー (16) 一式をカムシャフトに取り付け、いっぱいまで押し込みます。
警告
キーが台座から抜け出てしまわないように注意してください。
ツール(88713.3152)をベルトローラーに取り付け、回転を止めます。
リングナット (13) のネジ部とヘッド下に規定のグリースを薄く塗布し、ワッシャー (14) とリングナットを取り付けます。
重要
取り付けのたびに、必ず新しいリングナットに交換してください。
 
トルクレンチに取り付けられているツール(88700.5644)のブッシュを使用して、リングナット(13)を71Nm(最小64Nm - 最大78Nm)のトルクで締め付けます(セクション3-3、エンジン締め付けトルク)。
タイミングシャフトのローラーの取り付け
タイミングシャフトのローラー側にサークリップ (25) を取り付けます。 正しい位置に取り付けるため、保護キャップ(部品番号:88700.5749)および付属のドリフトを使用してください。
スペーサー(5)の溝をクランクケースに向けて取り付けます。
タイミングレイシャフト上に最初のキー(26)、インナーローラー (22)、ガイドワッシャー(10)、および2つ目のキー(24)を配置します。
次に、アウターベルトローラー(8)、アウタースペーサー(7)、固定リングナット(6)を取り付けます。
重要
ローラーの組み付けが緩むと、エンジンに重大な損傷を与える恐れがあります。これを防止するには、すべてのタイミングベルトローラーの固定部に、自動ロック式の新しいリングナットを使用してください。
参考
規定グリースを薄くシャフトのスレッドとリングナット(6)のヘッド下部に塗布します。
ツール(88700.5644)のレンチでローラーの回転を止め、トルクレンチに取り付けたブッシュを使って、自動ロックリングナットを71Nm(最小64Nm - 最大78Nm)のトルクで締め付けます(セクション3-3、エンジン締め付けトルク)。
タイミングベルトテンショナーの取り付け
取り外している場合は、固定テンショナー(11)に規定ネジロック剤を塗布し、20Nm(最小18Nm - 最大22Nm)のトルクで締め付けます(セクション3-3、エンジン締め付けトルク)。
ホリゾンタルシリンダーのピストンが燃焼段階の上死点にくるように、クランクシャフトの位置を調整します。 そのためには、タイミングレイシャフトのベルトローラー(8)のタイミングマーク(P)をクラッチカバー上の印し(Q)に合わせます。
重要
タイミングシャフトのローラーを回転させるときは、エンジンからスパークプラグを取り外しておいてください。
 
2 本のスクリュー (D) を緩めて外し、ジェネレーターカバーから点検カバー (C) を取り外します。
 
ジェネレーターカバーの所定の位置にツール(部品番号:88713.2011)を取り付けてクランクシャフトの回転を止め、専用ピンで固定します。
サイドキャップ(E)からスクリュー(F)を外し、ワッシャーを回収します。
両ヘッドのカムシャフト(H)を固定するため、サイドキャップ(E)にツール(部品番号:88713.2282)を取り付けます。
このツールの先端がカムシャフトの穴にはまるまで、手でベルトローラーを回します。
 
ホリゾンタル(9)およびバーチカルタイミングベルト(23)をベルトローラーの向きを変えないよう手で取り付けます。
テンショナー (21) をバーチカルシリンダーおよびホリゾンタルシリンダーに取り付けます。 スクリュー(27)および(20)を差し込み、トルクで締め付けず、テンショナーが回転するようにします。
 
テンション値を点検し、必要に応じて"タイミングベルトテンションの測定"(セクション6-13)の記載に従い、調整を行います。
警告
図に示された部分 (M) および (N) で、ベルトのテンションを点検します。
正しいベルトテンションに調整されたら、スクリュー(20)(27)および(12)が10Nm(最小9Nm - 最大11Nm)で締め付けられているかを確認します(セクション3-3、エンジン締め付けトルク)。
警告
タイミングシステムの部品を交換した場合は、タイミングの点検を行うことをお奨めします(セクション9- 4.1、ヘッドユニット: 点検と調整)
 
サイドラバーキャップ(E)からツール(部品番号:88713.2282)を取り外し、規定ネジロック剤を塗布したスクリュー(F)をワッシャーと共に取り付け、3Nm(最小2Nm - 最大3Nm)のトルクで締め付けます(セクション3-3、エンジン締め付けトルク)。
クランクシャフト固定ツール(88713.2011)を、まずピン、それからツールのスクリューを外して、取り外します。
 
ジェネレーターカバーに点検カバー (C) を取り付け、2 本のスクリュー (D) を取り付けます。
スクリューを5 Nm(最小4.5 Nm - 最大5.5 Nm)のトルクで締め付けます(セクション3- 3、エンジン締め付けトルク)。
参考
キャップ(C) を取り付ける前に、点検カバーの上に取り付けられたOリングシールの状態を点検し、必要であれば交換します。
タイミングシステムのサイドカバーの取り付け
バーチカルタイミングベルトのカバー (1) をエンジンに取り付けます。
カバーにスクリュー(4)を差し込みます。
ホリゾンタルタイミングベルトのカバー (2) をエンジンに取り付けます。
カバー(2)にケーブルリング(28)をスペーサー(30)と共に配置し、スクリュー(29)を差し込みます。
スクリュー(4)(3)(29)を10Nm(最小9Nm - 最大11Nm)のトルクで締め付けます(セクション3-3、エンジン締め付けトルク)。
 
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