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 Spare parts catalogue
重要
この章の中で太字で記載されている部分は、本文の横の写真ではなくこの分解立体図を参照する必要があることを示します。
リアブレーキコントロールの取り外し
警告
ブレーキシリンダーの製造メーカーは、その安全上の重要性を考慮し、シリンダーの内部に決して手を加えないよう指示しています。 オーバーホールを適切に実施しないと、ライダーに重大な危険をもたらす可能性があります。
 
交換作業は、次の部分に限定してください: 操作レバー、タンクとその固定パーツ一式、およびシリンダー固定部に限定してください。
 
参考
ABSフロントブレーキシステムに関しては、以下のセクションも参照して下さい: セクション7 - 5、ABSシステム機能インフォメーション、セクション 7 - 6、システムの構成部品 、セクション 7 - 7、ABS部品メンテナンス
 
スクリュー (21) を緩めて外し、オイルタンク (23) をホース (16) と一緒にフレームから外します。
右側プレート上部をスイングアームに固定しているスクリュー(A)を緩めて外します。
プレートとフレームの間にあるワッシャーを回収します。
下部をエンジンケースに固定しているスクリュー(B)を緩めて外します。
リア油圧ブレーキシリンダー(17)固定スクリュー(18)をフットペグマウントプレート(D)から外します。
シリンダー(17) から専用スクリュー(1) を外し、ワッシャー(2) 2つも外します。
クランプ(C)を取り外します。
リアブレーキレバーをフットペグプレートブラケットに固定しているピン (5) を外し、スプリング (6)、フットペグレバー一式 (9)、およびOリング (24) を抜き取ります。
 
リアブレーキコントロールの分解
ブレーキポンプはユニットとして提供されるので、内部の構成部品を交換することはできません。
ポンプユニット外部の構成部品を分解、交換するには、このセクションの初めにある分解立体図を参照してください。
ブレーキペダル(9)の内側にあるブッシュ(14)を交換する場合は、プレスを使って新しいブッシュをペダルの外側から2mmの位置に取り付けます。
システムのいくつかの構成部品を分解するには、このセクションの初めにある分解立体図を参照してください。
警告
リアブレーキコントロールでの作業が完了したら、セクション4-3、ギアチェンジペダルとリアブレーキペダルの調整に従ってブレーキペダルの位置を確認する必要があります。
リアブレーキコントロールの取り付け
Oリング (24) に潤滑剤を塗布し、ピン (5) に挿入します。
他のOリング (24) にも潤滑剤を塗布します。
スプリング (6) とピボットピン(5) をフットペグプレートに取り付けます。このときスプリング (6) を図に示されているよう取り付け、ボルトをいっぱいまで取り付けます。
ボルト (5) のネジ部にネジロック剤を塗布します。
リアブレーキシリンダー-ABSコントロールユニット(27)(796 ABS)またはホース(3)(796)をシール(2)と共にリアブレーキシリンダー(17)上に配置し、専用スクリュー(1)で固定します。
参考
リアブレーキシリンダー-ABSコントロールユニット(27)ホースおよびシリンダー-タンク(16)ホースを交換する場合は、シリンダー上のコネクターの配置に注意して下さい。
 
ホース(3)(16)を図示のように配置し、スクリュー(1)を23Nm±10%のトルクで締め付けます(セクションC3、フレーム締め付けトルク)。
ロッド (19)、スプリング (11)、およびフォーク (15) 一式を分解した場合は、ロッド (19) にナット (25) をねじ込み、 続いてフォーク (15) にロッドを取り付けて、図にある寸法が得られるまでねじ込みます。
ロッドを固定し、フォーク(15)に対してナット(25)を7.5Nm±10%のトルクで締め付けます(セクション3-3、フレーム締め付けトルク)。
リアブレーキシリンダー(17)をスクリュー(18)を差し込んで、フットペグマウントプレート(D)上に配置します。
スクリュー(18)を23Nm±10%のトルクで締め付けます(セクション 3 - 3、フレーム締め付けトルク)。
リアブレーキコントロールロッド一式をフットペグレバー一式 (9) に取り付け、専用のスプリング (11) で固定します。
この段階でもうひとつのロッド (19) の先端を規定のグリースを塗布してからポンプ (1) 内部に挿入します。
クランプ(C)を取り付けます。
右側フットペグマウントプレートとフレームの間にワッシャーを取り付けます。
右側フットペグをリアスイングアームに、潤滑したスクリュー(A)を利用して固定し、スクリュー(B)を使用してエンジンに取り付けます。 スクリュー(A)を55Nm± 5%、スクリュー(B)は36Nm±10%のトルクで図示の順に締め付けます(セクション3-3、フレーム締め付けトルク)。
 
リアブレーキキャリパーの取り外し
重要
ブレーキキャリパーの製造メーカーは、その安全上の重要性を考慮し、シリンダーの内部に決して手を加えないよう指示しています。 オーバーホールを適切に実施しないと、ライダーに重大な危険をもたらす可能性があります。
 
交換作業は、ブレーキパッド、固定パーツ、およびブリードユニットに限定してください。
 
参考
ABSフロントブレーキシステムに関しては、以下のセクションも参照して下さい: セクション7 - 5、ABSシステム機能インフォメーション、セクション 7 - 6、システムの構成部品 、セクション 7 - 7、ABS部品メンテナンス
 
ホースをリアブレーキキャリパーに固定している専用スクリュー(1) を緩めて外し、シール(2) も外します。
参考
ホースからオイルが万一漏れ出た場合のために、布切れなどを用意しておいてください。
リアブレーキキャリパー(29)をキャリパーマウントプレートに固定しているスクリュー(5)を緩めて外します。
参考
ブレーキパッドの交換については、セクション4-3、ブレーキパッドの摩耗点検と交換を参照してください。
 
スピードセンサー(A)を取り外すには、キャリパーマウントプレートの固定スクリュー(B)を緩めて外します。このとき、スペーサーに注意してください。
交換作業は、次の部分に限定してください:
キャリパー: ブレーキパッド、固定パーツ、およびブリードユニット
シリンダー: 操作ペダル、ブリードユニット、タンクとその構成部品。
 
上記の構成部品を交換するには、この章の初めにある分解立体図を参照してください。
 
スピードホイールセンサー(796ABS)の交換は、セクション7-6、リアフォニックホイールセンサーの交換を参照してください。
リアブレーキキャリパーの取り付け
ブレーキホースを交換した場合や、リアブレーキシステムの部品を 1 つでも取り外した場合は、シリンダー、キャリパー、コントロールユニット上のコネクターの向きに注意してください。
警告
ホースを正しい位置に取り付けないと、ブレーキシステムの機能に支障をきたしたり、車両の可動パーツに接触したりする恐れがあります。
スピードセンサー(A)が取り外されている場合は、スペーサーと共にキャリパーマウントプレート上に配置し、スクリュー(B)を1Nm±10%のトルクで締め付けます(セクション3-3、フレーム締め付けトルク)。
ブレーキホースをブレーキキャリパーに固定する際は、専用の銅製ガスケット(2)をコネクターに挟み込んでください。 図示されているように、ホース(6) のコネクターをキャリパー上に方向を定めます。
専用スクリュー(1)を23Nm±10%のトルクで締め付けます(セクション3-3、フレーム締め付けトルク)。
リアブレーキキャリパー (30) をブレーキディスクに挿入し、キャリパーマウントプレートの穴に合わせます。 スクリュー (29) のネジ部と裏面にグリースを塗布します。 スクリュー(29)を25Nm±5%のトルクで締め付けます(セクション3-3、フレーム締め付けトルク)。
参考
センサー(A)とブレーキディスク固定スクリュー(B)間のエアギャップは0.6~2.2mmでなければなりません。